Vo.3 サプリ
サプリも色々試しました。
私は実際に高齢で、かつ元々低AMHで卵巣機能が低かった(=薬剤の反応が悪く、卵胞が育ちにくい)ので、そこを改善するためのものを服用していました。
効果が明確に測りづらいことも多いので、どれは効果があってどれは効果がなかったのか、検証することは難しいのですが、自分なりに効果があったのではないかと思うものをご紹介します。
・メラトニン
卵子の老化の最大の敵である活性酸素をブロックする抗酸化作用があり、卵子の質を改善する効果があります。
これは、メラトニンが卵胞の顆粒膜細胞の保護に有効なためです。
なお、妊活のためでなくても誘眠剤として有名かと思いますが、その点でもメラトニンはとても有効でした。
不妊治療中は何かと悩んだり考え込んでしまうことも多いので、眠りやすくなるだけでも良かったです。
私は3mg〜5mgを飲んでいました。
ただし、移植周期には飲みません。
・DHEA
卵子の質の向上、着床率の改善、流産率の低下に効果があるとされています。
私はE2が上がりづらい体質だったので、E2を上げるサポートを目的として、採卵周期に飲みました。
(採卵周期、生理が始まったら飲み始めて、採卵の3日前にストップ)
安全性については、妊娠中・授乳中の摂取は禁止されており、また長期間あるいは大量の摂取はホルモン感受性の乳がんのリスクを高める危険性が示唆されています。
このため、海外ではサプリメントとして販売されていますが、日本国内では医薬品の指定を受けており、医師の指導の下に服用することが勧められています。
ドラッグストアや海外からのネット通販等では買えないので、クリニックで処方してもらう必要があります。
・グリシン酸マグネシウム
高齢女性は卵子の細胞膜が弱いため、細胞膜を構成するグリシン酸マグネシウムをサプリで補うのが有効です。
その他、腸内環境を整えるため、便秘がちな方は便通の改善にも役立ちます。
(飲むとちょっと気持ち悪くなることがあります)
・ビオスリー
糖化菌・乳酸桿菌(ラクトバチルス)・酪酸菌の3種で構成されています。
乳酸桿菌(ラクトバチルス)が「Th1/Th2比率」を適正にして、着床時の子宮内膜の活性酸素の産生を抑えてくれます。
・L-アルギニン
採卵期にだけ、活性酸素対策として飲んでいました。
・ビタミンD
コロナ禍で注目されたビタミンDですが、「Th1/Th2」を適正にするのに役立ちます。
ただし、とりすぎると体内に溜まっていってしまい良くないため、数値が30未満の場合だけ飲むものです。
私はギリギリ30未満だったので、服用を勧められました。
・レスベラトール
サーチュイン遺伝子を活性化させ、卵胞発育を助ける作用があるため。
日本製は薬事法の関係でブドウ果皮を原料としたものしかありませんが、効果が高いのはイタドリから作られたもの。
iHerbで売っています。
・ミオ・イノシトール
卵巣機能が落ちて、(不妊治療で使用する)薬剤を投与しても反応が悪くなってくる高齢女性に有効です。
染色体異常の原因の1つとなる卵子の糖化を防ぐもの。採卵期に2gx2回/日、排卵後は1gx2回/日飲んでいました。
・米麹粉末
これはサプリとは少し違いますが、タンパク質が不足していたため、タンパク質から作られる酵素を摂ってタンパク質代謝を上げ、肝臓機能を強化するために。
ちょっと飲みづらいのですが、食前30分前くらいに飲んでいました。
・カネス・フロール(膣錠)
子宮環境を整えるために。
子宮内にラクトバチルスが90%以上、少なくとも60%以上あると着床成績が良くなるとの研究結果がある中で、私はラクトバチルス0%、ガードネレラ(着床を阻害する)が95%というEMMA検査結果だったため、ガードネレラを駆逐するべく抗生剤を使用した後に、移植前に使っていました。
プロバイオティクスのサプリを経口で摂取するのが一般的ですが、膣から直接作用するほうが効果が高い&早いため、膣錠を使用しました。
価格:2,700円 |
価格:756円 |
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