Vol.6 移植前・移植後にやってみたこと
【移植前・移植後にやってみたこと】
さまざまな検査の他に、移植前や移植後にやってみたことがあります。
あまり一般的ではないものだと思いますが、ここではそれをご紹介したいと思います。
これらのどれが有効でどれがそうでなかったかを検証する術はありませんが、ここにご紹介するいずれも、第二子治療の成功をサポートしてくれたと私は考えています。
・移植前日のAIH(人工授精)
これは、「移植した胚が母体側で拒絶されないために、子宮の免疫を変化させる目的で、人工授精やタイミング等で精液を子宮に触れさせ(=精液暴露)、着床を促す」という考えのもと行われるものです。
この方法は、あまり一般的ではありませんが、一部の研究では証明されつつあるため、肯定的に考えるクリニックもあります。
メインで通っているクリニックでは、この考え方に否定的だったのですが、自然な妊娠の過程を考えると理にかなっていると私は判断したので、メインで通っているクリニックではない別のクリニックで、移植前日に人工授精をしました。
特に私の場合は、精子を異物と捉えて攻撃する免疫に関して問題を抱えているので、自分には有効であると考えました。
クリニック等での人工授精ができない場合は、市販のシリンジ(妊娠用)を使って自宅で注入したり、もちろんタイミングを取ることでも良いそうです。
・移植後のプロゲデポー(注射)
移植後、妊娠を維持するために必要なホルモンであるP4(プロゲステロン)が低めだったので、補充するために打っていました。
これも、治療成績が良くなるという研究結果があり、海外での不妊治療では広く行われています。
日本でも以前はもっと実施されていましたが、プロゲステロンの膣錠が普及してからは利便性の点で劣ることから、使用が減少しました。(患者が自己注射できないので、都度通院が必要となるため)
このプロゲデポーについても、メインで通っているクリニックでは懐疑的だったので、肯定的な別のクリニックでお願いし、3−4日に1回、12週まで継続しました。
私の場合は、このプロゲデポーを打って、妊娠継続の目安の数値ギリギリくらいを保っていましたが、最終的に第二子出産までたどり着くことができました。
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